軽便祭公式アカウントによるRTが、9/26 11:50頃の時点で1日の上限に達したため、概ねAM11:45以降にご投稿いただいたツイートのRTができなくなりました。誠に恐れ入りますが、ツイートの閲覧に際しては当面以下のハッシュタグを直接クリックのうえお願い致します。 お手数をおかけして申し訳ございません。 なお、9月26日17時までにご投稿いただいた内容は、引き続き軽便祭アカウントにてRTを完了させますので、新規のご投稿はご遠慮なく行って下さい。 【2021.9.26 13:45追記】 規制解除となりましたので、RTを再開致します。
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by maruk-fes
| 2021-09-26 12:15
| ご案内
製作の参考にしていただければ幸いです。〔写真撮影:特記以外2021.6.5 中部浩佐〕 ■仁別森林鉄道 D-40(真室川保存機) 1943/昭和18年10月製造・1946/昭和21年8月購入で、導入当初から秋田営林署に所属。重量は厳密には4.8tとの由だが、いわゆる5tクラスの機体である。仁別森林鉄道の廃止時点において、秋田営林局における管理番号は『D-40』、機関は加藤自社製のKD-50型4気筒ディーゼルを搭載していた。 同機は廃車後、仁別森林博物館(1964/昭和39年開業)にて静態保存されていたが、1982/昭和57年に山形県真室川町が秋田営林局に申し入れのうえ譲受、同町にてエンジン換装等の整備を行い、1983/昭和58年より動態保存の状態となり今日に到っている。 当初は真室川町歴史民俗資料館の展示物として保管され、見学希望者の申し入れがあった際に火が入る程度であったが、2004/平成15年より町営の『まむろ川温泉 梅里苑』隣接の町有地に敷設された全周約1kmのエンドレス軌道にて、例年5月~10月の週末・祝日に定期運行されるようになった。 また、同機は2009/平成20年には経済産業省の『近代化産業遺産』にも指定されている。 ・仁別森林博物館保存時代 ・真室川町での保存 同じ秋田営林局の管内で森林鉄道が存在したという以外にはさして縁のない山形県真室川町にて、この『仁別のカナ書きカトウ』の保存が行われるに到った経緯と、その後の展開については以下の論文に詳しい。 1983年からの真室川町歴史民俗資料館での保存に当たり、D-40はエンジンの換装(カトウKD-50→いすゞDA220)を含む動態化整備を施され、その際に塗装も上回り:ライトグリーン・下回り:黒という、近年のファンにはなじみの深い装いに改められている。 併せてトレーラーも2輛(組)が用意され、資料館の敷地内には200mほどの線路を敷き、短いながらも往復での運転を可能とした。 トレーラーは、他所から富士重工製モノコック運材台車2組を入手し、うち1組には、当時秋田県合川町の大野ハイランドで保存されていた林鉄の客車(合川営林署管内で使用されていたものとされる)を模して新製したレプリカの木製車体を載せて客車とした。運材台車は上松運輸営林署(木曽)より譲受したものだというが、客車の足回りに使われた方はさておき、運材台車の姿のままのもう1組はブレーキハンドルが円形でかつ低い位置に取り付けられている青森局方式のため、前歴が木曽のものかどうかは疑わしいようだ。 ▲真室川町歴史民俗資料館にて保存時の姿。客車は撮影時点で製作から20年近くが経過していることもあってか、車体に痛みが目立つ。モノコック運材台車は、客車が履いている物と丸太を載せた物のブレーキハンドル形状の差異に注目。写真4点いずれも2002.6 P:城日野哲太 ▲牽引する車輛のうち、客車については梅里苑へ保存場所を移したのを機に北陸重機で車体を新造した(2004/平成15年製造、S/N:2540)。さすがに完全な木造ではなく、車体の骨組みは鋼製角パイプによるものだが、腰板部分はオリジナルのような羽目板に見せかけて細い丸太を並べて嵌め込んであるのがユニーク。窓は吹き曝しで巻き上げ式のビニールカーテンを備える。出入口は片側(現状はエンドレス外周側)の車体中央のみで、扉は腰板部分のみの開き戸。車内は木製の内張りとロングシート。 ▲左:客車が履くモノコック運材台車には背の高いブレーキハンドルポストが付く。また、梅里苑に来たときから編成はエアブレーキ化が図られている。右:客車の車内の様子。木製の座席は座面の凝ったつくり。 ・カナ書きカトウの角度 ▲この機関車の最大の特徴といえるのが、鋳物部品の『カトウ』の陽刻。動輪の軸受もよく見ると『カトウST』と記されている。一方、一般的な加藤の機関車では『KST』陽刻がある中間伝導軸のフタは無地品。 ▲一歩引いてオーソドックスな角度での1枚。“カナ書き”刻印であるだけでなく、台枠のステップの天地寸法が小さい戦前製の加藤5t機の特徴を残す点でも貴重な個体である。 ▲いっぽう、左右のサイドビューを眺めてみると、全長に対するキャブの長さの比率が高いことが目につく。このプロポーションは5tクラスとしては少数派。なお、ボンネットが短めな分、カウル留めの数も片面で3ヶ所となっている。 ▲▼ボンネット上でもっとも目につくのは、キャブ前面窓の前にある2つの蓋。四角い方がおそらく砂箱の蓋だと思われるが、もう一つが判然としない。なお、丸い方はキャブ寄りの一辺が欠き取られた形状で完全な円形ではない。 ▲前進左側のエンジンルーム内を見る。ボンネット上の項でも述べたが、ラジエターがオリジナルの物の背後に別物を装着しているようで、サイドから見ると不自然に後方に張り出しているのが判る。換装されたエンジンはいすゞDA-220(S/N:549968)。砂箱は一般的な逆三角形ではなく片流れの独特な形状。砂撒管も前輪の方にしか掛かっていない。 ▲右側のエンジンルーム内。1枚目はラジエターのホースの引き回し(ノンオリジナルだが)とバッテリーの搭載位置、2枚目は砂撒管の様子がよくわかる。2枚目、変速機のプレート(厳密にはシフターボックスの蓋)の刻印は『KATOWORKS SHINAGAWA TOKYO』。以上3点、2002.5.18 P:長倉朋春 ▲排気管の位置が左側台枠前方であることが一目瞭然のカット。本機にかぎらず、秋田営林局のこのクラスの機関車は側面排気のものが圧倒的に多い。 今井啓輔さんが1965/昭和40年10月の仁別訪問時に撮影している機体です 外観は真室川保存のD-40と酷似しますが、キャブの背が明らかに高い/ラジエター脇にバックミラーを装備/ラジエター脇のライト掛けが左右2ヶ所ともあり且つマーカーライトを装備、という差異から、別個体と判断しています。 掲載書籍・ページは以下の通り。 今井啓輔『私の見た狭軌特殊鉄道 第1巻』(レイルロード) p59~61、64 なお、同じ仁別森林鉄道でなぜ番号の付け方が違うのか?と疑問に思われるかもしれませんが、秋田営林局の機関車は帳簿上の番号と実際に機関車に取り付けられているプレートの番号が一致していないケースがあり、改番ないし附番形態変更の有無を含め実態が明らかでないためです。 そのため、エッチング板の製品名や本稿での記載は、D-40の場合は廃止時点の帳簿上の番号、33-092の場合は実機のプレートの番号に基づいています。 岡本憲之『加藤製作所機関車図鑑』(イカロス出版) p34・35の下部に『N型』と称する戦前撮影とおぼしき5t機の写真が掲載されています。エッチング板の機種は、ディメンションはボンネットとキャブの長さの比率が仁別D-40と同じp35の機体に準じつつ、キャブの造作はp34の機体に合わせたセミフリーデザインのため、N型"タイプ"と称しています。ただ、この形態そのものズバリの機関車が実在した可能性もないわけではありません。 #
by maruk-fes
| 2021-09-26 11:18
| 記念製品(エッチング板)
■エッチング板の販売方法について ・今回の軽便祭は、昨年同様にオンライン開催で会場直販が不可能なため、エッチング板はナローガレージ様の通販にて販売をいたします。 ・販売開始は、10月3日(日)午前10時から(エア軽便祭2021開催の一週間後)となります。 ・価格:1枚 4,950円(本体4,500円+税) ※製造数全てを委託販売とするため、会場直販前提の価格設定では原価の回収が困難なことから、この価格とさせていただいております。何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。 ・通販専用サイトは以下のリンク先となります。 10月3日の販売開始までは『クローズ中』ないしは『(在庫ステータスが)SOLD OUT』となっていますのでご注意下さい。 購入可能数量は、1アイテムにつきお1人様3枚までとなります。 また、ナローガレージ扱いの他社製品との合わせ買いはできませんので、あしからずご了承下さい。 ■販売品目 今年の新規製品です。品名のごとく、台枠等のメーカー名陽刻が片仮名書きの『カトウ』となっている加藤製内燃機。 プロトタイプは仁別森林鉄道D-40(現在は山形県真室川町にて動態保存)で、他にキャブ等の異なる2機種を選択可能なコンバージョンキットです。 *2021年11月30日をもって、 ●千頭/三塩の酒井3.5t内燃機(再生産) 2017年・第13回記念製品の2度目の再生産です。 板の内容は不変ですが、推奨動力装置が『アルパワーNZ10.8S(品番B4016)』に変更となっています。 *完売となりました。(2021.10.6) #
by maruk-fes
| 2021-09-21 00:01
| 記念製品(エッチング板)
大変お待たせいたしました、第17回の記念製品(エッチング板)についてご案内いたします。 今回の題材は、かつて秋田営林局秋田営林署の仁別森林鉄道で活躍した加藤製作所製の5tDLで、台枠やラジエターのメーカー名陽刻が『KATOWORKS』ではなく片仮名書きの『カトウ』となっている変わり種です。これは同社が第二次大戦中に製造した機体の一部にみられ、とくに東北地方の森林鉄道では複数の導入事例が確認できます。加藤製の機関車における片仮名表記は、戦時中のいわゆる"敵性語排斥"の風潮との関連も推測可能ではあるものの、実際の採用の理由は明らかになっていないのが実情です。 このキットは、仁別森林鉄道の管理番号D-40(現在山形県真室川町の『梅里苑』で動態保存 )、外観はD-40に酷似するもキャブ高さが異なる仁別の別機体・管理番号33‐092、キャブが低く背面に窓枠も無い戦前型テイストの『N型タイプ』の3種類の中からお好みの一台を作ることができます。また、台枠とラジエターは『カトウ』の他に通常の『KATOWORKS』表記のパーツも入れてありますので、そちらも好みで選択可能です。 製品のスケールはHO、ゲージは9mm(6.5mm化も可能)。設計・製造はアルモデルにお願いしています。車体のみのエッチング板ですが、ぜひ皆様の創意工夫でお楽しみ下さい。 ・今回の軽便祭も、昨年に引き続きオンライン開催で会場直販が不可能なため、エッチング板はナローガレージ様の通販にて販売をいたします。 ・販売開始は、エア軽便祭開催の一週間後:2021年10月3日(日)午前10時からとなります。 ・価格:1枚 4,950円(本体4,500円+税) ・通販専用サイトは以下のリンク先となります。10月3日の販売開始までは、サイト自体がクローズ状態、ないしは在庫ステータスが『SOLD OUT』となっていますのでご注意下さい。 ▲製品状態のエッチング板。おまけ部品は、半開/全開用のパーツ(エンジンレリーフ、砂箱レリーフ、変速機用プレート〔KST と KATOWORKS SHINAGAWA TOKYOの2種〕、カウル支持ステー、エンジンマウント)、TKW(常磐産業)刻印の軸受フタ など。 ▲推奨動力 アルモデル『アルパワーNZ12S』(品番B4026 価格:5,400円+税) WB:12mm、動輪径:⌀5.2、 ★今回のエッチング板のプロトタイプについては、以下のエントリでご紹介しています。併せてご覧下さい。 【2021.10.3追記】 今回の組立説明書をアップ致しました。 #
by maruk-fes
| 2021-09-20 22:43
| 記念製品(エッチング板)
●第17回の記念製品(エッチング板)の車種を発表いたします。 今回は秋田営林局 仁別森林鉄道の加藤製作所製5tディーゼル機関車。台枠等のメーカー名陽刻がKATOWORKSではなく片仮名のカトウになっていることから『カナ書きカトウ』として知られる機体で、現在は山形県真室川町にて動態保存されています。(スケール:HO、ゲージ:9mm) 価格や仕様等の詳細は、9月中旬に改めてご案内致します。ご期待下さい。 ●また、今年は再生産品として、2017年(第13回記念)の『千頭/三塩の酒井3.5t内燃機』の頒布も行います。 立山砂防軌道 ●頒布方法:今回も軽便祭はオンライン開催となるため、2種類とも製造数全量をナローガレージにて通信販売致します。 申込専用サイトは、販売開始日が近づきましたら、あらためてご案内致します。 #
by maruk-fes
| 2021-09-06 08:00
| 記念製品(エッチング板)
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