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【第16回】記念製品 立山砂防 加藤4tGL(+旧型1t台車)車体エッチング板

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大変お待たせいたしました、第16回の記念製品(エッチング板)についてご案内いたします。
今回の題材は、かつて建設省立山砂防軌道で使われていた、加藤製作所製の鋳鉄台枠4tガソリン機関車です。現在も千寿ヶ原(富山地方鉄道 立山駅近隣)の立山砂防事務所にて静態保存されている機体(管理番号:5-Tg-5)を入念に実測のうえ設計いたしました。

機関車が北陸重機製5tDLの天下となって久しい立山砂防軌道ですが、1980年代初め頃までは酒井工作所製の板台枠5tDL(C19形)が主力であり、そのさらに前は加藤製の機関車が活躍していました。
その中で、昭和37/1962年・昭和38/1963年に続けて導入された『5-Tg-4』『5-Tg-5』は、リアオーバーハングの長い台枠が特徴で、さらに軌道の車輛限界の都合でキャブ全高が低めに抑えられているため、一般の加藤製4tクラスとは一味異なるプロポーションとなっています。また、加藤の機関車としては最末期の製品だけに、キャブはHゴム固定の窓を多用した近代的な意匠ですが、一方で日本の機関車としては製造時点ですでに珍しくなっていたガソリンエンジン搭載機であることが特筆されます。
加藤の機関車は、酒井C19の導入と入れ替わりに1970年代初頭までにおおむね現役を退きましたが、ラストナンバーである5-Tg-5のみが主に千寿ヶ原構内の入換に従事しつつ1970年代後半まで生き延び、1980年から保存の身となって今日に到ります。

『5-Tg-4』と『5-Tg-5』の外観上の主な違いはキャブ正面の窓だけですので、前面パーツの選択でどちらか好みの1台を製作可能なコンバージョンキットとしています。さらに、オマケとして、立山砂防で1990年代まで使われていた旧タイプの1t積台車2輛を加えました。
製品のスケールはHO、ゲージは9mm(6.5mm化も可能)。設計・製造はアルモデルにお願いしています。車体のみのエッチング板ですが、ぜひ皆様の創意工夫でお楽しみ下さい。
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■販売方法について
・今回の軽便祭はオンライン開催で会場直販が不可能なため、エッチング板はナローガレージ様の通販にて販売をいたします。
販売開始は、エア軽便祭開催の一週間後:2020年9月27日(日)午前10時からとなります。
・価格:1枚 4,950円(本体4,500円+税)
・通販専用サイトは以下のリンク先となります。9月27日の販売開始までは在庫ステータスが『SOLD OUT』となっていますのでご注意下さい。

*おかげさまで完売致しました(2020.10.20)



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▲5-Tg-4の塗装完成見本(製作:栗島松雄)
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▲5-Tg-5の塗装完成見本
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▲5-Tg-5のサイドビュー。キャブ側扉は開放状態のパーツも選べます。
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▲5-Tg-5のリアビュー
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▲製品状態のエッチング板


・おまけ:旧型1t台車(2輛分)
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立山砂防軌道において、かねてより最大勢力を誇る車輛が1t積の台車です。1990年代半ばまで用いられていた、軸受(軸箱)が三角形かつ側板の手穴が天地方向の中央に2ヶ所あるタイプで、キットの加藤4tはもちろんのこと、酒井C19、北陸重機5t機('90年代までの製造分)に到るまで、幅広い機種とマッチします。
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▲実物同様、荷台の側板は付け外し可能にできます。


■アルモデル製専用オプションのご案内
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▲専用動力『アルパワーNZ10.8S【加藤4tGL/DL用】』(品番B4016 価格:5,400円+税)
WB:10.8mm、動輪径:⌀5.2、モーターは0610サイズで、ギヤ比1:49.2の2段減速。動力本体以外にビス2種類(M1.2×2:16本、M1.2×1.5プラ:2本)、小型オワンライト2個が付属します。鉄ビスのうち4本が機関車・12本が1t台車組立用、プラビスは専用動力のDLへの取付用です。(他に洋白エッチングのステーが付属しますが、今回のキットには使用しません)
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▲専用動力を6.5mmゲージに改軌するためのオプション『⌀5.2ギア付車輪(未組立・ジグ付)』(品番B4013 価格:¥600+税)
車軸が入る車輪裏の突起に付属のジグ(ワッシャー)を嵌めてヤスリで1.15mm削り、最後にギヤ付の軸を圧入します。

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▲ φ3.5プラ車輪(ゲージ9mm/組立式) 4軸入 (品番B3043 ¥1,000+税)
1t台車用の車輪。タイヤをプラ製とした両絶車輪のため、金属製の車輛にも安心して使えます。シャフトへのタイヤの圧入はユーザーで行って下さい(加藤4tエッチング板に軸端突出量治具とチェックゲージテンプレート有)。工夫すれば写真右側のように6.5mmゲージ化も可能です。

いずれも、アルモデルの通販にてお求め下さい。

*なお、素組みをする場合に、動力セット・車輪以外で最低限必要なものは、機関車の手スリ用の真鍮または洋白の φ0.3線材です。写真の作例では、他にロスト製おわん型ライト(エコーモデル)、小径ハンドレールノブ(イモン)、六角ボルト(アドラーズネスト)を用いています。
また、今回カプラーはピンリンク専用設計としていますので、ケーディー(マグネマティック)を使われる場合は各自創意工夫のこと。


■1t台車以外にも色々オマケ付きです

・5-Tg-5 後妻板 簡易窓枠
当機は1972年頃?にキャブ背面の引違い窓を破損したらしく、1973年の9月までは窓無しの状態で使われていましたが、1973年10月以降に撮られた写真では、現場でデッチ上げたと思しき代用窓枠が付けられていました。左端部分は無塗装のベニヤ板丸出しで、枠のある方も窓ガラス無しというもの。結局、廃車となるまでこの状態だったようです。
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●全開お助けパーツ
ボンネットのカウルの『全開』状態にチャレンジしたい方のためのパーツ各種です。
エンジン本体はそのものズバリで使える製品がないため、他社市販品の加工ないし自作が必要ですが、ご活用いただければ幸いです。
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・カウル留め(1輛で8個使用、予備多数)
加藤に限らず、この手の鋳鉄台枠機の側台枠には欠かせないパーツです。模型の場合、カウルの板厚が実際のスケールよりかなり分厚くなる関係もあり、カウル無しの全開状態で使うことをお勧めします。使用時は⌀0.3の真鍮線を中央の穴に通して側台枠上端に植え込む形をとります
スケール通りのものと、やや大きめのと2種類を用意してありますのでお好みで。
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・バッテリー〔台座付〕(1個使用、予備3個)
バス・トラック用の規格品で、小型内燃機にもよく使われている把手付きのタイプです。組み立てやすさを優先して側面の片方はディテールを省略(上写真右側)していますので、裏面も見せる使い方をしたい場合には側板2個分を使用して下さい
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・カウル支持ステー(上写真右端)
カウル装着時の支持部材で、側面から見てボンネット中央とキャブ妻板に取り付けます。強度的には弱いため、これをテンプレート代わりにして帯金から自作するのも手です。
・砂箱レリーフ(上写真中央)
砂箱の側面から見える部分のみを再現しました(『KST』刻印は別貼り)。ボンネットへの取付部分は適当に自作して下さい。砂撒管部分は好みで真鍮線やパイプに置き換えても構いません。
・変速機用『KST』プレート(上写真中央下)
前進右側面のみに使用します。
・エンジンマウント(上写真左端)
どちらかといえば廃車体やダミーとして無動力で仕上げる場合に向くパーツです。指定動力と併用する場合は、中央の円(クラッチ)の辺りの下半は切り落とし、両端の部分を動力装置との絶縁にも留意しつつ側台枠上に取り付けて下さい。


★今回のエッチング板のプロトタイプについて、先輩方の写真のご協力も頂いて別エントリにまとめましたので、併せてご覧下さい。

【2020.9.27追記】
今回の組立説明書をアップ致しました。







by maruk-fes | 2020-09-20 04:20 | 記念製品(エッチング板)
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