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【第11回】記念製品 仙北鉄道DC102 車体エッチング板 

大変お待たせいたしました、第11回の記念製品をご案内いたします。
今回は、なんと昨年に引き続きで 仙北鉄道のDL・DC102です。スケールはHO、ゲージは9mm。設計・製造はアルモデルにお願いしています。
車体の基本部分のみのエッチング板ですが、ぜひ皆様の創意工夫でお楽しみ下さい。

キットは10月4日の祭の会場のみでの販売となります。
頒布数量:200枚・価格:1枚3,500円です。

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●実車は1952/昭和27年に、同社の立山重工製蒸機・C156の足回りを利用して協三工業にて製造されました。機関は日野DA55を搭載。グリルやキャブの造作はやや無骨で、キャブ後方の機器室の尻下がりスタイルとも相まって、車歴わずか1年違いのDC103の軽快さとは好対照をなしています。鉄道の廃止後は、旧・登米駅付近の公園にキハ2406などとともに保存されていましたが、いつしか解体され、現在は動輪2軸のみが残されています。

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▲製品状態のエッチング板。今回の機種は、デッキ上の大きなコ型の手スリが欠かせぬディテールでもあることから、手スリやドアハンドル類もエッチング抜きのものを一通りアソートしています。ランナーには手スリを線材で自作する場合の折曲げ用治具と、削って丸みを表現するボンネット/キャブの側断面形状テンプレートが含まれます。

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▲手スリはデッキ上の物のみ使用し、別売パーツはヘッドライトとタイフォンだけ追加した未塗装組立例。ボンネットやキャブの角の丸みのついた部分は、各自でヤスリがけによる仕上げが必要です。特にキャブのオデコは意外と複雑な形状のため、その再現は皆様の腕の奮いどころです。

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▲動力は、アルモデルから発売の『ロッド付C型DL用動力装置【2】』が最適です。昨年のDC103用と基本構造は同じですが、ホイールベースを実車に合わせて10.6+10.6mmに縮めています。ただし、動輪径は実物通りならφ8.4となるところを、パーツの関係でφ7.0を使用していますのでその辺はご留意下さい。
他機種・他社の動力も工夫次第で使用できます。

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▲ディテールアップと塗装を施した作例。塗色は作者の好みで明るめのブルーで仕上げ。(製作:栗島松雄)

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▲▼廃止後、旧登米駅構内外れの児童遊園に保存されていた仙北鉄道の車輛たち。DC102のほか、キハ2406やボギー客車、貨車もいたが、惜しくも後年解体されている。1973.8 P:須々木裕太
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★ディテールアップ工作を含めたキット組立見本の製作工程を、ブログ『牧場通信』で9/25より順次アップしています。参考になさって下さい。
(1) (ボンネット、キャブの組立)
(2) (キャブ水切り、床板・端梁)
(3) (全体組み立て)
(4) (ディテールアップパーツの紹介)
(5) (動力ユニットの加工、塗装)
(6) (完成)

【2015.10.6追記】 今回の組立説明書をアップ致しました。
PDF(約1.9MB)

【お願い】
以前の発売品も含め、軽便祭記念エッチング板製品に関するお問い合わせは
メールにて発売元の軽便鉄道模型祭事務局宛にお願い致します。
アドレス: keibenfes●gmail.com (お手数ですが、●を半角アットマークに置き換えて下さい)
くれぐれも、設計製造元(アルモデル)への問い合わせはご遠慮下さい。
 

by maruk-fes | 2015-09-28 04:25 | 記念製品(エッチング板)
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