【第12回】記念製品 南筑軌道2 単端式ガソリンカー

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大変お待たせいたしました、第12回の記念製品をご案内いたします。
今回の題材は、むかし九州で特に多くみられた3フィート軌間の軽便のひとつ・南筑軌道(明治36/1903年開業-昭和15/1940年廃止)の単端式ガソリンカー。
南筑軌道といえば、“ブタ”とも渾名された石油発動機関車の活躍で知られていますが、その傍らで存在した3輛の単端式気動車のうちの1輛が、エッチング板のプロトタイプ・『2』番です。キャブオーバースタイルの片ボギー車で、“馬面”と称しても差し支えない狭幅の車体に4枚窓の表情がチャームポイント。
実車は昭和11/1936年中の製造とみられており、活躍の期間は廃止までのわずか4年程にすぎませんでしたが、牧野俊介さんが撮られたたった1枚の写真(エリエイ刊『自転車に抜かれたコッペルたち』等に掲載)のおかげで、その姿を記憶されているファンの方は多いのではないでしょうか。
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模型のスケールはHO、ゲージは実物通りなら10.5mmとなりますが、専用動力・推奨動力は便宜上9mmとしてあります。設計・製造はアルモデルにお願いしています。
車体の基本部分のみのエッチング板ですが、ぜひ皆様の創意工夫でお楽しみ下さい。
キットは10月9日の祭の会場にて販売致します。
頒布数量:200枚・価格:1枚3,500円です。

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▲製品状態のエッチング板。車体部分以外には、KATO Bトレ動力使用の場合の台車枠と、屋根・妻面のカーブのテンプレートが含まれます。
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▲試作品ですが、未塗装の組立例。別売パーツ・素材はヘッドライトと救助網取付用のパイプのみ追加し、専用動力を装着したものです。
屋根の先端部は、櫛状に抜けた部分を形を整えてからハンダを盛って隙間を埋め、さらにヤスリがけによって仕上げます。
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▲アルモデル製の専用動力キット。(4,600円+税で会場内同社ブースにて販売予定)
動力本体は2段減速・1軸駆動のユニットで組立調整済。床板を含む、全軸集電構造のボギー台車周りの組立がポイントとなります。キットにはスケール通りの軸距の台車枠と、車体への取付け用ビス、ホワイトメタル製おわん型ヘッドライトが含まれます。
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▲動力には、KATO Bトレインショーティー用ボギー動力も使用可能です。台車枠を削ってエッチング板付属の台車枠を取付け、トレーラー側の台車は車輪を1軸外して首振りも固定し1軸台車に見立てます。車体への取付ステーは、2mm厚のプラ板等で自作して下さい。工作には難接着素材用の接着剤(合成ゴム系ないしは変性シリコン系)が必要です。
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▲組立塗装作例。ライトはエコーのロスト製おわん型、側窓にφ0.3線で保護棒取付け、足回りには自作の排気管とダミーのプロペラシャフト。車体は黒一色のかわり、鉛丹色の屋根とニス色の窓枠でアクセントをつけています。実車の正確な塗色は不明ですので、ここはひとつ皆様のお好みの色で仕立てて下さい。(製作:栗島松雄)

★ディテールアップ工作を含めたキット組立見本の製作工程を、ブログ『牧場通信』で9/28より順次アップしています。参考になさって下さい。
(-) (はじめに)
(1) (部品構成の紹介、側板組立)
(2) (妻板組立)
(3) (車体組立、救助網)
(4) (屋根の工作)
(5) (アルモデル製専用動力の組立と排気管の工作)
(6) (塗装〔試作版〕)
(7) (塗装〔製品版、チッピング塗装例〕)

【2016.10.10追記】 今回の組立説明書をアップ致しました。
PDF(1.73MB)


【お願い】
以前の発売品も含め、軽便祭記念エッチング板製品に関するお問い合わせは
メールにて発売元の軽便鉄道模型祭事務局宛にお願い致します。
アドレス: keibenfes●gmail.com (お手数ですが、●を半角アットマークに置き換えて下さい)
設計製造元(アルモデル)への問い合わせはご遠慮下さい。
 

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by maruk-fes | 2016-10-02 12:40 | ご案内
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